六曜・天赦日・天中殺——見るべき暦を優先順位つきで整理しました。2026〜2028年の天赦日は、六曜と凶日の重なりまで算出して掲載しています。
「入籍は大安がいいの?」「天赦日って本当に良い日?」—— 日取りを決めようとすると、六曜・天赦日・一粒万倍日・天中殺とさまざまな言葉が出てきて、 どれをどの順で見ればよいのか分かりにくくなります。 このページでは何を見て、どれを優先し、重なったときにどう判断するかを整理します。 まず前提として、婚姻届の受理に暦は関係ありません。 仏滅でも受理され、法律上の効力も変わりません。ここから先は「記念日としてどの日を選ぶか」の話です。
まず「避けたい日」を外す
仏滅・受死日・十死日・不成就日、そしてお二人の天中殺。ここは加点で埋め合わせるものではなく、候補から外す対象です。
次に「都合のつく日」で絞る
式場の空き、役所の開庁日、ご家族や参列者の集まりやすさ。占いより先に現実の制約で決まることが多い部分です。
最後に「吉日」で選ぶ
残った候補のなかに大安・友引・天赦日・一粒万倍日があれば、それを選ぶ。吉日を起点に探すのではなく、絞り込んだ後の決め手として使います。
順番が逆になりやすいのがこの3つです。「天赦日だから」と先に日を決めてしまうと、 その日が受死日や仏滅と重なっていることに後から気づく——ということが実際に起こります(後述)。
六曜は旧暦の月と日から機械的に決まります。旧暦の1日でリセットされるため、 カレンダー上では月の変わり目で順番が飛ぶことがあります。
| 六曜 | 時間帯 | 婚礼での扱い |
|---|---|---|
| 大安 | 一日を通して吉 | 最も好まれます。式場も予約が埋まりやすい日です |
| 友引 | 朝夕は吉・正午のみ凶 | 「幸せをお裾分けする」として慶事では好まれます(葬儀では避けられます) |
| 先勝 | 午前が吉・午後は凶 | 午前中に式や届出を済ませる形なら選ばれます |
| 先負 | 午前は凶・午後が吉 | 午後に式を始める形なら選ばれます |
| 赤口 | 正午前後のみ吉 | 慶事では避けられることが多い日です |
| 仏滅 | 一日を通して凶 | 婚礼では最も避けられます。逆に式場代が割安になることもあります |
※ 六曜は明治の改暦で公式の暦から外れた民間の習俗で、吉凶に根拠があるとされているわけではありません。 気にされる方が多いという理由で、いまも婚礼の実務で参照されています。
「天がすべてを赦す」とされる、暦のうえで最上級の吉日です。 季節(立春・立夏・立秋・立冬で区切る)と、その日の干支の組み合わせで決まり、 春は戊寅、夏は甲午、秋は戊申、冬は甲子の日が該当します。年に5〜7日しかありません。
一粒の籾が万倍に実るように、始めたことが大きく育つとされる日です。 節切りの月と十二支の組み合わせで決まり、年に60日ほどあります。 ただし「万倍になる」のは良いことだけではないとされ、 借金や争いごとなど、増えてほしくないものも増えるという考え方があります。
天赦日は「最上の吉日」と紹介されますが、その日が同時に凶日でないとは限りません。 実際に算出してみると、年6日の天赦日のうち、仏滅・受死日・不成就日と重ならず婚礼に使えるのは3日だけでした。 3年とも同じ結果です。
※ 当サイトの診断エンジンで算出した値です。「婚礼に使える」は、仏滅・受死日・十死日・不成就日のいずれとも重なっていないことを指します。 お二人の天中殺は生年月日によって変わるため、この表には含めていません。
六曜ほど知られていませんが、市販の暦には「暦注下段」と呼ばれる欄があり、そこに凶日が記されています。 婚礼で問題になるのは主に次の4つです。
暦注のなかで最も強い凶日とされ、市販の暦では黒丸で記されます。
「葬儀だけは行ってよいが、それ以外は何をしても悪い」とされる日です。大安や天赦日と重なっても、その吉を打ち消すほど強い凶とされます。年におよそ30日あります。
算出方法: 節切りの月と、その日の十二支の組み合わせで決まります。
受死日に次ぐ大凶日とされます。
受死日が「葬儀だけは可」とされるのに対し、十死日は葬儀すら凶とされる点が異なります。名前に「死」を含むこともあり、婚礼では受死日と並んで避けられます。年におよそ30日あります。
算出方法: 節切りの月を3つずつのグループに分け、酉・巳・丑の日が該当します。
「何を始めても成就しない」とされる日です。
婚礼・入籍・開店・契約・命名などに向かないとされます。旧暦の月内では8日おきに巡ってきますが、月が変わるとリセットされるため、実際の間隔は不規則です。年におよそ45〜50日あります。
算出方法: 旧暦の月と日の組み合わせで決まります(節切りや干支は使いません)。
もともとは建築の凶日で、婚礼で見る流儀は多くありません。
「この日に建てると三軒隣まで滅ぼす」とされ、現在も上棟や地鎮祭を避ける慣習があります。江戸期には「三輪宝」という建築の吉日だったものが、誤記から凶日へ転じたという説もあります。当サイトの診断では候補から除外せず、参考として表示するに留めています。
算出方法: 節切りの月を3つずつのグループに分け、亥・寅・午の日が該当します。
ここまでの暦注は「その日が誰にとっても同じ」ものでした。 天中殺は人によって時期が違う点が大きく異なります。 生年月日から出した日干支の「旬」に含まれない2つの十二支が、その人の天中殺になります。
| 層 | 長さ | 結婚での重み |
|---|---|---|
| 年天中殺 | 2年 | 最も重く見られます。12年に一度、2年続けて巡ります |
| 月天中殺 | 2か月 | 毎年めぐります。節入りで区切るため、暦の月とは1週間ほどずれます |
| 日天中殺 | 12日に2日 | 日取りを1日単位で選ぶときの判断材料になります |
年の区切りは1月1日ではなく立春、月の区切りは1日ではなく節入りです。 「2月3日までは前の年」「11月7日から亥月」というように、カレンダーとずれる点に注意してください。
※ 六星占術の「大殺界」とは別のものです。名前も算出方法も異なります。
結論から言うと、凶を優先して避けるのが一般的な扱いです。 とくに受死日は、大安や天赦日と重なってもその吉を打ち消すほど強い凶とされます。
実例:2026年7月19日
三重の吉日でありながら、同時に受死日でもあります。これは偶然ではありません。 夏の天赦日は「甲午」の日、未月(小暑〜立秋前)の受死日は「午」の日と決まっているため、未月に入る甲午の日は、規則上かならず両方が成立します。 「天赦日だから」と吉日を起点に日を決めると、こうした重なりを見落とします。
このため当サイトの診断では、吉日を点数に加算していません。加点すると、凶日と重なった吉日が 上位に押し上げられて戻ってきてしまうためです。吉日はラベルとして表示し、凶日は候補から外す——という扱いにしています。
ここまでの暦注に加えて、お二人それぞれの天中殺を重ねて判定します。無料・会員登録不要です。
婚姻届の受理に暦は一切関係ありません。仏滅でも受理され、法律上の効力も変わりません。六曜を気にするかどうかは、ご本人とご家族の考え方次第です。ご両親や親族が気にされる場合は、届出そのものは都合のよい日にして、お祝いの席を別の日に設けるという方法もあります。
避ける必要はないとされています。友引を避けるのは主に葬儀で、慶事では「幸せを友に引く(おすそ分けする)」として、むしろ好まれる日です。ただし正午前後は凶とされるため、挙式の開始時刻が11時〜13時にかかる場合は気にされる方もいます。
年に5〜7日です。「年5〜6日」と紹介されることが多いのですが、暦年の初めと終わりに冬の甲子が2回入る年は7日になります(2024年がその例で7日ありました)。ただし天赦日が必ず婚礼に向くとは限りません。当サイトで2026〜2028年を算出したところ、6日ある天赦日のうち仏滅・受死日・不成就日と重ならず婚礼に使えるのは、いずれの年も3日だけでした。
凶を優先して避けるのが一般的です。受死日は吉日を打ち消すほど強い凶とされるためです。実際に2026年7月19日は、天赦日・一粒万倍日・大安が重なる三重の吉日でありながら、同時に受死日・不成就日でもあります。これは偶然ではなく、夏の天赦日(甲午)と未月の受死日(午の日)が規則上必ず重なるために起こります。
算命学では、天中殺の期間は物事が定まりにくいとされ、結婚や独立などの大きな決断を避ける考え方があります。天中殺には年(2年)・月(2か月)・日(12日に2日)の3つの層があり、慶事でとくに重く見られるのは年天中殺です。ただし絶対的な禁止ではなく、期間中に結婚された方も当然おられます。避けられるなら外す、外せないなら知ったうえで選ぶ、という位置づけでご覧ください。
目的によって変わります。参列者やご家族の目に触れる挙式は六曜が気にされやすく、お二人だけで決める入籍やプロポーズでは算命学の天中殺を重く見る考え方もあります。当サイトの診断では、日天中殺・仏滅・受死日・十死日・不成就日をまとめて候補から除外したうえで、残った日を数秘術と曜日で順位づけしています。
六曜・天赦日・一粒万倍日・受死日などの暦注は、生年月日がなくても暦だけで決まります。一方、算命学の天中殺はお一人ずつ異なるため、生年月日が必要です。当サイトの診断は、お二人の生年月日を入れることで暦注と天中殺の両方を重ねて判定します。
※ 本ページの暦注は当サイトの診断エンジン(六曜・天赦日・一粒万倍日・受死日・十死日・三隣亡・不成就日)で算出しています。 暦注は流派や暦書によって記載が異なる場合があります。婚姻届の受理に暦は関係ありません。 九星気学の吉方位は、挙式日診断の「新婚旅行の吉方位」でのみ扱っています。