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天山遯

てんざんとん

上卦: 下卦:

天山遯の意味

遯は退くこと、状況から身を引くことを表します。天が上に離れ、山が空に向かって伸びるように、時に応じて勇気ある撤退を選択することが正しい判断です。小事は利がありますが、退くことで損失を最小限に抑え、次の飛躍のための英気を養います。

八卦の組み合わせ ― 乾(上)と艮(下)

上卦の乾は天であり、剛健で尽きることのない創造力、上へ昇りゆく力を象徴するとされます。下卦の艮は山であり、静止・とどまる・慎重さを象徴します。天はどこまでも高く昇っていき、山はその場に動かずとどまるため、両者の距離はますます開いていきます。内に慎重にとどまる艮を土台としながら、外の乾は上へと離れ去っていく——この「離れゆく」関係から、遯すなわち身を引き退く主題が生まれるとされます。強い力が上にあるからこそ、正面から争うのではなく、時に応じて賢く距離を取ることが説かれるのでしょう。

場面別の読み方

恋愛では、縁が遠ざかる流れを無理に引き止めず、自然な流れに任せることで後に好転するとされます。仕事では、困難な局面から一時退き、体制を立て直してから再挑戦することが賢明でしょう。金運は、無理な投資や拡大を控え、守りを固めて損失を最小限に抑える時期とされます。健康面では、頑張りすぎず休養を取り、体調管理を大切にすることが望まれます。転機においては、退くこと自体を前向きな戦略と捉え、次の飛躍に備えて英気を養う時と読めるでしょう。

天山遯が出たときの過ごし方

まず、退くことを敗北ではなく立派な戦略として受け止めるとよいでしょう。守るべきものを見極め、失うものより守るものの方が大きいと気づくことが大切とされます。次に、離れた時間を英気を養う機会とし、無理な前進で消耗するより、内側を整えることに使うのがよいでしょう。そして、去るべき場面では潔く距離を取り、次の好機を静かに待つ姿勢が求められます。焦らず身を引く勇気こそが、後の飛躍の土台になるとされます。
総合運勢

退くことが最善の時期です。無理な前進は損失を拡大します。状況から離れて英気を養い、次のチャンスを待ちましょう。

恋愛・対人

縁が遠ざかる時期かもしれません。無理に引き止めようとせず、自然な流れに任せることで後に好転します。

仕事・事業

困難な局面から一時退くことが賢明です。体制を立て直してから再挑戦することで、より大きな成果が得られます。

今取るべき行動

勇気ある撤退も立派な戦略です。退くことで失うものより、守るものの方が大きいと気づいてください。英気を養い次の好機に備えましょう。

上卦(外卦)
下卦(内卦)

よくある質問

天山遯(てんざんとん)の意味は?

遯は退くこと、状況から身を引くことを表します。天が上に離れ、山が空に向かって伸びるように、時に応じて勇気ある撤退を選択することが正しい判断です。小事は利がありますが、退くことで損失を最小限に抑え、次の飛躍のための英気を養います。

天山遯が出たらどう行動すれば良いですか?

勇気ある撤退も立派な戦略です。退くことで失うものより、守るものの方が大きいと気づいてください。英気を養い次の好機に備えましょう。

易経に逆位置はありますか?

易経の卦には、タロットカードのような逆位置という概念はありません。ただし「変爻(へんこう)」という概念があり、占った際に特定の爻が動く(変化する)場合、その爻が変化した後に別の卦に変化します。この変化した後の卦(之卦・しか)も合わせて読み解くことで、より深い解釈が得られます。

変爻とは何ですか?

変爻(へんこう)とは、易経占いで動く爻(陽爻が陰爻に、または陰爻が陽爻に変化する爻)のことです。コイン占いの場合、三枚ともが表(9点=老陽)または三枚ともが裏(6点=老陰)の場合が変爻です。変爻があると、その卦から別の卦に変化し、元の卦(本卦)と変化後の卦(之卦)の両方を読み解くことで、現在の状況と将来の変化の方向性が分かります。

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